HU Bioinfo Launcher #
HU bioinfo-launcher とは? #
Cursorの拡張機能で、データ解析に使うRやPythonの環境を簡単に用意してくれます。
Docker(仮想的な開発部屋)を使って、誰でも同じ開発環境をすぐに使えるようにします。
機能 #
- 統一環境: RとPythonを同じ開発部屋(Dockerコンテナ)で使えます。
- 簡単設定: VS Codeの画面でポチポチするだけで環境ができます。
- キャッシュ共有: よく使う部品(ライブラリなど)を共有して、効率的に作業できます。
- プロジェクトの作成 コマンド一つで簡単にRとPythonが使えるプロジェクトを作成できます。
使うには? #
- LinuxかMacで使えます。WindowsはWSL(WindowsでLinuxを使う仕組み)経由で使えます。
- Dockerが必要です(自動インストール機能もあります)。
- 識別子:
hu-bioinfo-workshop.bioinfo-launcher
拡張機能で検索
使い方の流れ #
- Cursorのコマンドパレット(Ctrl+Shift+P または Cmd+Shift+P)を開きます。
bioinfo-launcher: Start bioinfo-launcher
を選んで実行。- 作業場所とGitHubの合鍵(PAT)を設定します。
- 環境ができたら、新しいCursorウィンドウが開き、そこで作業開始!
- プロジェクトの作成は
prem
コマンドで作成できます。
プロジェクトの作成方法 #
1.新しいディレクトリを作りながらそこをプロジェクトにする #
prem playground
こうするとカレントディレクトリに新しくplayground
というディレクトリが作成され、その中にRとPythonの環境ができます。
2.すでに存在するディレクトリをプロジェクトにする #
mkdir playground
cd playground
prem
先にディレクトリを作っておいてその中に入ってpremを実行するとそこがプロジェクトになります。
- 2の方法はあまり使わないかもしれません。
- 例えば別の環境で作ったコードが入ったディレクトリを持ってきてそのまま使いたい場合に、そのディレクトリをプロジェクトにすると便利です。
GitHubの合鍵(PAT)の準備
GitHubアカウントの作成/サインイン
- 持っていない場合は GitHub公式サイト で作成します。
- 作成済みならサインインします。
PAT設定ページへ移動
- 右上のプロフィールアイコン →
Settings
→ 左メニューのDeveloper settings
→Personal access tokens
→Tokens (classic)
と進みます。
- 右上のプロフィールアイコン →
新しいPATを生成 (classic)
Generate new token
ボタン →Generate new token (classic)
を選択。- (パスワード確認があれば入力)
PATの詳細設定
- Note (メモ): 分かりやすい名前 (例:
Bioinfo Launcher WSL Token
) を入力。 - Expiration (有効期限):
30 days
や90 days
などを選択 (無期限は非推奨)。 - Select scopes (権限スコープ): 以下にチェックを入れます。
repo
(プライベートリポジトリへのアクセス)read:packages
(GitHub Packagesからの読み取り)workflow
(GitHub Actionsワークフロー操作)
- Note (メモ): 分かりやすい名前 (例:
PATを生成して安全に保管
Generate token
ボタンをクリック。- 表示されたPAT (
ghp_
で始まる文字列) は一度しか表示されません。必ずコピーし、安全な場所に保管してください。
このPATは後ほど使用します。パスワード同様、大切に扱ってください。
注意: PATを紛失した、もしくは漏洩した場合は必ず そのPATを削除 して新しく作り直してください。
ファイルの場所 #
設定した作業場所のフォルダに、cache/
, container/
といったフォルダができます。
別の場所にコンテナを作り直すには #
- Cursorのコマンドパレット(Ctrl+Shift+P または Cmd+Shift+P)を開きます。
bioinfo-launcher: Reset bioinfo-launcher Config
を選んで実行。- 新しい作業場所とGitHubの合鍵(PAT)を設定します。
- 環境ができたら、新しいCursorウィンドウが開き、そこで作業開始!